JAZZ ROOM RECORDS / JAZZR022 / 2023
マーヴィン・ゲイの大名曲「What's Going On」など全編でジャズ・ロック~ソウル・ジャズ的なアプローチに挑んだ和ジャズ人気盤「What's Going On」がアナログリイシュー。
ピアノに加え、オルガンと管の掛け合いなど手に汗握るソウルフルで熱い演奏は発表から約50年経った今でも色褪せない名作。峰厚介など豪華メンバーの参加にも注目です。
本作のハイライトはやはりお馴染みの2曲、ジェームス・ブラウン(James Brown)のA-3「Ain't Funky Now」と、アルバムのタイトルにもなっているマーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)のA-4「What's Going On」でしょう。本田竹彦のエレピが冴え渡るA-3「Ain't Funky Now」は分厚いホーンやタイトなドラミングも光る非常にハイクオリティなソウル・ジャズ・チューン。ビッグバンドを従えてアコースティック・ピアノを奏でるA-4「What's Going On」はミドルテンポのメロウで美しいナンバーです。
その他の楽曲も、スケールの大きなビッグ・バンド・ジャズのA-1「Ain't Tell You A Good Way But」、ブルース・フィーリング溢れるソウル・ジャズのA-2「Check-out Your Mind」、B1「Sham Time」、B-2「Greasy Spoon」、オーティス・レディング(Otis Redding)のヒット曲「(Sitting On) The Dock Of The Bay」をカヴァーしたエンディングのB-3など、トータルでも素晴らしい内容だと思います。
■本田竹曠(p,ep)
伏見哲夫(tp)
森川周三(tp)
テディ・アダムス(as)
峰厚介(as)
武田和命(ts)
川端民生(b)
ケン・ローソン(g)
今村裕司(conga)
楠本卓司(ds)
1.Ain't Tell You A Good Way But
2.Check-out Your Mind
3.Ain't Funky Now
4.What's Going On
5.Sham Time
6.Greasy Spoon
7.Dock Of The Bay