Paul Jackson: Black Octopus (LP/with Obi)
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Kissing Fish Records/KMKN114 / 2022
ハービー・ハンコックのヘッド・ハンターズのメンバーだったことで知られる名ベーシスト、 ポール・ジャクソンが1978年の来日時に録音した初ソロ作であり レア・ジャズファンク作として長年再発が望まれていた名作が初のオフィシャルリイシュー。
70年代に一世を風靡した、ハービー・ ハンコックによるフュージョン、ジャズ ファンクを追求したグループ、ヘッド・ハ ンターズ。その創設メンバーとして知ら れ、ハービー・ハンコックの70年代のソ ロを含めた大多数のアルバムや、ソ ニー・ロリンズ~サンタナのアルバムに まで参加していたことで知られる名 ベーシスト、ポール・ジャクソン。後年に は日本に拠点を定め、渡辺貞夫や Charなどのバックでも演奏していたこと でも知られる彼の最初の日本との接点 ともいえる本作は、1978年のハービー・ ハンコックの日本公演で来日した際に、 ハービーを含む来日メンバーに加え、 日本からも亀渕友香と金子マリがコー ラスで参加し録音された。 全5曲中3曲でジャクソン自身が ヴォーカルを取っており、そのソウルフ ルな歌声も素晴らしいが、やはりバンド 全体のグルーヴを牽引する、ファン キーかつゴリゴリと弾かれるベースが 素晴らしい。
フリーキーかつアブストラクトなオー プニング「Black Octopus Part 1 - Many Directions」から一転、サンプリ ング・ソースの定番としても知られる ファンク・チューン「Black Octopus Part 2 - Eight Ways Of Love」。ねっとりとし たファンキー・グルーヴで躍らせる 「Funk Times Three」に続くのは、しっ とりとしたメロウチューン~フローティ ングするエレピとバッキバキのベース ラインが強烈なサウンドと展開する 「Burning In The Heat (Of Your Love)」。 そしてミドルテンポのジャズファンク・ ナンバー「Tiptoe Thru The Ghetto」で アルバムの幕は閉じられる。 着物を着てベースを持つポール・ ジャクソンという強烈なジャケットや 当時日本のみで流通したということも あり、レアアルバムとして年々その評 価を高め続ける本作が、待望の初オ フィシャル・リイシューとなる。ジャズ、 ファンク、レアグルーヴのファンのみならず、DJ諸氏必携の1枚だ。
-Track List-
A1-1.Black Octopus Part 1 - Many Directions
A1-2.Black Octopus Part 2 - Eight Ways Of Love
A2.Funk Times Three
B1.Burning In The Heat (Of Your Love)
B2.Tiptoe Thru The Ghetto
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Paul Jackson: Black Octopus (LP/with Obi)