year/2019
country/Japan
label/
テイチクエンタテイメント /
Lawson Entertainment, Inc. /
HMV record shop (TEA7)
JAPANESE JAZZ CLASSICS!!
豪快!痛快!爽快!ディープなモーダル・ジャズも、ほっこりとしたカリプソ・ジャズも、全てが潔く振り切れている。
古沢良治郎の真骨頂、ここに極まれり。
1970年代から2010年代に至るまで、ジャズはもとより広く日本の音楽シーンで活躍したドラマー、古沢良治郎。比類なき個性と圧倒的なパワーを宿した音楽は、奔放だけど気骨があり、なんとも魅力的だ。
なかでも代表作である『ラッコ』にはその魅力が存分に詰まっている。全曲古沢によるオリジナルだが、曲によって色合いは全く異なる。美しいバラードかと思えばダイナミックなファンキー・ジャズを食らわし、ディープなモーダル・ジャズかと思えばほっこりとしたカリプソ風味で煙に巻く。
雑多ではあるが散漫ではなく、全てが潔く振り切れていて気持ち良い。豪快、痛快、爽快。これほど“快”が似合うミュージシャン/作品もそうはないだろう。古沢良治郎の真骨頂ここに極まれり、である。(Universounds 尾川雄介)
「
和ジャズ・ディスク・ガイド - Japanese Jazz 1950s-1980s」掲載
Side A
A1:Cum-Cum
A2:Loki
A3:Racco
Side B
B1:La Zuguta-Ba
B2:Wolf Fish
B3:June Rain
B4:Burning Cloud
https://www.youtube.com/watch?v=cJWAxbvsVTg
https://www.youtube.com/watch?v=VMFWRB4-QGQ