year/2000s (org. 1964)
country/Brazil
ブラジル/ボサ・ノヴァ復刻レーベル「paradise master」。世界初CD化シリーズ第15弾は、64年ジャズ・ボサ(黄金期)シーンで異彩を放つ、リード・ギターのリズムセクション(ピアノレス)+2ホーンの変則クインテット。メンバーは当時のライブ・ハウスやナイト・クラブでセッション・ミュージシャンとして活躍していた猛者達「Os Cinco-Pados」。
注目メンバーとして、エルメート・パスコアルとアイアートらと、後に結成される伝説の「Quarteto Novo」にも参加するギタリスト、エラルド・ド・モンチ。テナーとトランペットを陰で引き立てるギター・カッティング。さらにはソロ・プレイでも奔放にスウィングするエラルドのギター。まさに、このジャズ・ボサ・グループはエラルドのギターによって象徴されているかのようだ。
クラブ・ジャズ・シーンからの注目はMiles Davis作「Millestone」である。鬼気迫るドラムとベースライン、エモーショナルなソロで聴かせる傑作カヴァーだ。モアシル・サントス「Nana」の引用をする「Amanhecendo」。ケニー・バレルのカヴァー「Chantili Com Carne」、その他にジョニー・アルフやバーデン・パウエル、ルイス・ボンファ作のカヴァーや名曲を演奏する。
高いクオリティながらにもプレイヤーとリスナーとの間の温度差を感じさせないジャズ・ボサを聴かせる至高の逸品。勿論オリジナル・アナログは激レア盤だ。嬉しいCD化だ。またオリジナルLPは音のバランスが悪い。よってフロア・プレイ、リスニングといった状態でもこのCDの再発企画は待ちに待った再発といえる。
Carlos Alberto Alcantara(tenor sax), Dorival Auriani(trumpet), Gabriel Bahlis(bass), Heraldo Do Monte(guitar), Walter Coreia Arruda(drum)
1. Berimbau
2. Millestone
3. Amanhendo
4. Chantili com carne
5. Bossa-Banca
6. Barquinho
7. Jacqueline
8. A fonte
9. Sete contos
10. Sonho e visao
11. Mania de Maria
12. Manina flor
Jazz /
Jazz Samba /
Brazil
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