year/2012
country/Japan
label/Grunt Style
Wax Poetics Japan No.22 は、70年代に爆発的な人気を博したファンク伝道師軍団、P-Funkを大特集。
総帥ジョージ・クリントンによる一問一答のインタビュー記事や、ジョージが指揮し偉才を放っていたファンクバンドのパーラメント、ファンカデリック、そしてP-Funk一派全てのリリースがわかる時系列の入門書も掲載。今でも現役で活躍するスペース・ベースのブーツィー・コリンズや、パーラメント、ファンカデリックのジャケットを描いていたペドロ・ベルなどにもインタビューを試みた。
そして、日本独自企画となるヒップホップ黄金期の中心人物、ロード・フィネスの20ページにも渡るインタビュー記事、当時のレアな写真を20枚以上、ロード・フィネス本人から提供してもらい、誌面に掲載。今号も余す所なく、深い読み応えでお届けする。
George Clinton
私が連れて行かれたのはライブ会場の外に停めてある、ハッパの煙に満たされたバスの中だ。バスの奥から笑顔で現れた“パーラメント・ファンカデリックの統率者”は、私の前にのっそりと座り、自身の波乱に満ちたキャリアについて、そして音楽業界や政治などについて、饒舌に語り始めた……。絶倫なファンクの伝道師ジョージ・クリントンが語り尽くした、本誌独占インタビューの全記録。
Lord Finesse
10代の頃にラッパー兼プロデューサーとして頭角を現して以来、ニューヨーク・ヒップホップ・シーンの船首像としてシーンに君臨してきたロード・フィネス。今回のロング・インタビューでは、DITC クルーの後輩ビッグL や最愛の祖母の死について、そしてその劇的な音楽キャリアについて、時系列に沿って包み隠さず話してくれた。貴重な秘蔵写真も数多く掲載した、20ページに及ぶ総力特集。
A Parliament-Funkadelic Primer
ジョージ・クリントンとパーラメント・ファンカデリックの激動の歴史について語るため、これまでに相当の量のインクが費やされてきた。それなのになぜ、また今更誌面で取り上げる必要があるのか? そう疑問に思う向きもあるだろう。ここに幾つかその理由を挙げてみたい……。Pファンク入門者のために、この音楽の歴史や哲学をわかりやすく解説。本誌独自作成の“Pファンク年表”も必見。
Bootsy Collins
1997年にロックンロールの殿堂に入り、名実ともに歴史的な存在になったパーラメント・ファンカデリック。その偉業からおおよそ10年の時を経た2006年、ロックンロールの殿堂の場で、Pファンクの屋台骨ブーツィー・コリンズが本誌の取材に応えた。愛用のスペース・ベースを手に、今なお精力的に活動する生粋のベーシストがその多彩な音楽人生を振り返った、自伝的なロング・インタビュー。
Pedro Bell
「クローン、SF、アポカリプス、ピラミッド、オカルト……そういうファンカデリックのコンセプトやPファンクのアイディアをジョージ・クリントンに教えたのは、私なんだ」。ディープかつ奔放な筆さばきで、Pファンクのサイケデリックなイメージを見事に具現化させた希代のアーティスト、ペドロ・ベル。数多くのPファンク作品のアートワークを描いた偉人が、本誌の取材に饒舌に答えた。
DJ EMMA
キャリア27年。日本のハウス・シーンの草創期から現在に至るまで、常にトップを走り続けてきたDJ EMMA は、まさしく日本のDJ カルチャー、クラブ・カルチャーの成長とともに歩んできたベテランだと言える。今回、代官山AIR がプロデュースする人気ミックス・シリーズ『Heartbeat』の最新作を手掛けた彼に、同作に込めた熱い想いや、そのDJ 観や音楽観などについて存分に語ってもらった。
Also includes:
DJ KENTARO
GAGLE×Ovall
Tres Records
The Cheebacabra
Neneh Cherry & The Thing
Vintage Trouble
Jeremiah Jae
Robert Glasper
Lapalux
本誌特典: Flexi-Disc (ソノシート)
Lord Finesse「Check the Method」Japan Only Remix
代表曲「Check The Method」の限定リミックス