year/2011
country/Japan
label/Grunt Style
Wax Poetics Japanの第19号。
Derrick May、Theo Parrish、Electronic Enigma、Tom Moulton、Ron Hardy、Underground Resistance、Abdul Qadim Haqq、On-U Sound、45 a.k.a. SWING-O、Michael Jackson、Julien Dyne、Tokyo Black Star、DJ Food、Yusuke Hirado、AO INOUE、Tamala、Hennessy artistry、Red Bull Music Academyなど多数の濃厚な記事を掲載。
今号のダンスイシューは、デトロイト・テクノのオリジネーターであり、世界中に多くのファンを抱えるデリック・メイや、デトロイトから作品をリリースし、いまやテクノの枠を越え、新しいブラックミュージックを作り続けるセオ・パリッシュの
長編インタビューなどを掲載。エクステンディッド・リミックス(リミックスのロング・バージョン)というアートを創った張本人トム・モールトン、ゴッドファーザー・オブ・ハウスの異名をもつロン・ハーディー、デトロイトの偉才ユニットU.R.などの記事も含んだ永久保存版!!!!
-以下卸元より-
Derrick May
テクノ・シーンに燦然と輝く存在であり、同シーンのキーマンの1人とされるデリック・メイ。盟友のホアン・アトキンスやケヴィン・サンダーソンらと共にデトロイト・テクノの創始者の1人として歴史上に名を残しているが、現在の彼の心境は過去に想像していたものとは違うらしい。デリック・メイの今の考えを探った、テクノを愛するリスナー以外の心にも深く突き刺さるロング・インタビュー。
Theo Parrish
今でこそ、デトロイトで最も高い人気を有するアーティストの1人になったが、出身はシカゴだ。学生時代をカンザスシティで過ごし、成人してからデトロイトに移り住んだ。どこにいても自分を“アウトサイダー”だと感じていた彼にとって、ダンス・ミュージックだけが自分の居場所だった――。セオ・パリッシュの奔放でハイブリッドな音楽を育んだバックグラウンドを振り返る、貴重なインタビュー。
Electronic Enigma
「この音楽は完全な失敗作だ。デトロイトという街そのもののように。まるでエレベーターに閉じ込められたジョージ・クリントンとクラフトワークが、暇潰しのためにシーケンサーをイジり続けて、その結果生まれたような音楽だ」――デリック・メイ、ホアン・アトキンス、ケヴィン・サンダーソンの歩みを辿りながら、その4半世紀に及ぶ歴史を今、改めて考える――デトロイト・テクノの神話と寓説。
Tom Moulton
「もし“トム・モールトン”という名前がクレジットされていたら、それは特別なレコードだと思っていい。考え抜かれたミックスが施された、どれも素晴らしいサウンドのレコードであると、自信を持って言える」――“12インチ・シングル”や“ディスコ・ブレイク”という概念を発明した、音楽業界の巨人トム・モールトン。マンハッタンにある彼の自宅で行った、貴重な対面インタビューの全記録。
Ron Hardy
フランキー・ナックルズは、70〜80年代にかけてシーンの基盤を築き、“ハウス”というネーミングのきっかけを作った張本人だが、本当の意味でシカゴ・ハウスを構築・発展させたのは、ロン・ハーディーである。1983年から87年の間、Music Boxという伝説のクラブでロン・ハーディーは、独特の選曲と特有のプレイ・スタイルによって革新的な空間を演出し、ハウス・シーンの成長を促進させたのだ。
Underground Resistance
デトロイトの地下革命組織アンダーグラウンド・レジスタンス(UR)は、20年に及ぶキャリアの中で、ソウルフルで壮大なエレクトロニック・ダンス・ミュージックを発信し続けてきた。彼らの力強い音楽には、社会の変革を呼びかけるメッセージが込められている。スポットライトを浴びることを避け、めったに取材を受けないURの首謀者マッド・マイク・バンクスが存分に語る、本誌独占インタビュー。