year/2011
country/Japan
label/Grunt Style
Wax Poetics Japanの第18号。
DJ Premier、The Mizell Brothers、Babe Ruth、Lafayette Afro Rock Band、Tru Thoughts、Gilles Peterson、Ramsey Lewis、Naughty By Nature、SOIL&"PIMP"SESSIONS、MURO、Fumio Itabashi、re:plus、LUVRAW & BTB、\1000 Beats Vinyl Attack、DRC Music、Hanni El Khatib、COMA-CHI、SCOOBIE DO、The Novelestilo、DJ HISAYA、Keita Suzukiなど多数の濃厚な記事を掲載。
3周年となる最新号は、ヒップホップを語る上で外せないスーパースター DJプレミアのインタビューを掲載。天才的なビートメイカーであり、ヒップ ホップ・カルチャーの番人でもあるDJプレミアは、業界の様々な困難を乗 り越えてきた。自分がこれまでどのような道のりを歩んできたのかを一問 一答で雄弁に語ってもらった。そして、ジャクソン5「I Want You Back」を 作曲した歴史的偉人であるミゼルブラザーズの27ページにも及ぶ独占イ ンタビューも掲載。Motown、Blue Noteで数々のヒットソングを世に送り 出した兄弟プロデューサーとはどんな人物なのか。幼少期のマイケル・ジ ャクソンや、ジャズ界の巨人ドナルド・バード、そして、誰もが見た事がなか ったミゼルブラザーズの写真を数十枚惜しみなく掲載する。
-以下卸元より-
DJ Premier
天才的なビートメイカーであり、ヒップホップ・カルチャーの番人でもあるプレミアは、2時間の遅刻の末、ようやく取材の場に現れた。写真撮影のための着替えを済ませると、彼は笑顔で謝罪しながら席に着いた。ヒップホップ・シーンのベテランであり、業界の様々な苦難を乗り越えてきたこの男はしかし、どこまでも気さくに、何事もオープンに語ってくれた……DJプレミアが開陳するヒップホップ哲学。
The Mizell Brothers
ロバータ・フラックはSky High Productionsのミュージシャンシップの高さをこう言い表した。「プロフェッショナルでいて控えめ」。その言葉にラリー・ミゼルは同調する。70年代に輝かしい功績を残し、頂点にいる間に颯爽と音楽業界を去ったミゼル・ブラザーズ。全く非の打ちどころがないキャリアを築いたこの兄弟チームに、あの時いったい何が起きたのか? 2005年に2度に分けて行った総力取材の全記録。
Babe Ruth
永遠のBボーイ・アンセム「The Mexican」は、思いがけない“始まり”を有する曲だ。イギリス発のプログレッシヴ・ロック・バンド、ベイブ・ルースが1972年にレコーディングした同曲は、結果的にヒップホップの誕生と発展に深く関わることになった。「The Mexican」を生み出したアラン・シャクロックを始め、オリジナル・メンバーや多数の関係者の証言によって浮かび上がる“ベイブ・ルースの真実”。
Lafayette Afro Rock Band
『Soul Makossa』や『Malik』といった名盤を生み出した神話的ファンク・バンド、ラファイエット・アフロ・ロック・バンド(アイス)。ピエール・ジョベールは、自分がいかにしてこの史上屈指のファンク・グループをプロデュースするようになったのか、そのストーリーを語り始めた。40年以上にわたり彼が全ての関連作品をミックスし、名声を確立したスタジオの中で行われた、貴重な対面インタビュー。
Tru Thoughts
ジャズ、ファンク、ソウル、ヒップホップ、ラテン、エレクトロなど、幅広いジャンルを扱いつつもその信頼性を損なっていないレーベル、Tru Thoughts。1999年にイギリスで始まった同レーベルの過去、現在、未来を探るべく、その創立者であるロブ・ルイに独自取材を行った。Tru Thoughtsに新加入した2人の注目アーティスト、アンカーソングとマーク・ド・クライヴ・ロウのインタビューも併せて掲載。
Gilles Peterson
創立50周年を迎えたジャズの名門レーベル、Impulse!の音源をまとめた『Pure Fire!』や、キューバ音楽の生々しい胎動をレポートするシリーズ作品『Havana Cultura: The Search Continues』など、相変わらず精力的にコンピレーション・アルバムを編纂しているジャイルス・ピーターソン。ジャイルス自身、それらの仕上がりには大いに満足している様子で、その語り口は普段以上に熱がこもるものだった。