新世紀音楽研究所 : 銀巴里セッション 〜1963年6月26日〜 - Ginparis Session(LP/with Obi)

MHJL-471

  • 新世紀音楽研究所 : 銀巴里セッション 〜1963年6月26日〜 - Ginparis Session(LP/with Obi)
[LP] 新世紀音楽研究所 : 銀巴里セッション 〜1963年6月26日〜 (LP)

■ Label: Sony Music Labels
■ Catalog No: MHJL-471


1963年6月26日、銀座のシャンソン喫茶に集った日本ジャズの探究者たち。二本のベースを配した「Greensleeves」、ピアノ・トリオの「Nardis」など、四つの編成に宿る挑戦を記録!私的録音から生まれた歴史的セッションが、帯・ライナーノーツを復刻した180g重量盤LPで登場!


1963年6月26日の深夜から翌朝にかけて、銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」で行われたセッション。その一夜から四つの演奏を選び、1972年にThree Blind Mice (スリー・ブラインド・マイス)がTBM-9として発表したのが『銀巴里セッション』です。高柳昌行 (Masayuki Takayanagi)、金井英人 (Hideto Kanai)、富樫雅彦 (Masahiko Togashi)、菊地雅章 (Masabumi Kikuchi)を軸に、後の日本ジャズを担う演奏家たちが集った新世紀音楽研究所 (Shinseiki Ongaku Kenkyujo)。本作は、その活動をひとつの固定したバンドや演奏様式へ閉じ込めず、編成の異なる四曲を通して伝えてくれます。

シャンソン喫茶の空き時間が、ジャズの実験場になった


1961年に始まった「ジャズ・アカデミー」から発展した新世紀音楽研究所は、演奏家自身が新しい表現を試すための活動でした。銀巴里では金曜午後の「フライデイ・ジャズ・コーナー」に加え、深夜から翌朝に及ぶ研究発表会も開催。日々の仕事とは別に、自作曲や新しい編成に取り組む場所を、自分たちの手で育てていたのです。

本盤の録音日は、高柳を送り、活動へ戻った富樫を迎える特別な一夜でもありました。それを記録したのが、岡崎から通っていた医師の内田修 (Osamu Uchida)。客席には、後にTBMを設立する藤井武 (Takeshi Fujii)もいました。演奏する人、聴く人、記録を残す人のつながりから、後年のレコードが生まれたという経緯にも、本作ならではの重みがあります。

「Greensleeves」――ギターと二本のベースで旋律をひらく


冒頭は、高柳昌行のギター、金井英人と稲葉国光 (Kunimitsu Inaba)の二本のベース、富樫雅彦のドラムスによる「Greensleeves」。よく知られた旋律を、ピアノや管楽器を置かない四人の編成で取り上げています。ギターだけを追うのではなく、二人のベーシストとドラムスがどう関わるかへ耳を向けると、この演奏を組み立てる発想の独自性が見えてきます。

「Nardis」――ピアノ・トリオの応答を聴く


続く「Nardis」は、菊地雅章のピアノ、金井英人のベース、富樫雅彦のドラムスによるトリオ。同じ金井と富樫を含みながら、主役となる楽器も編成の重心も変わります。後の活動を知ったうえで若き菊地の演奏へ戻ることも、三人がその場で音楽を進めるやり取りを聴くこともできる一曲です。

「If I Were A Bell」――トランペットとギターが並び立つ


B面は、日野皓正 (Terumasa Hino)のトランペットと中牟礼貞則 (Sadanori Nakamure)のギターを前面に、稲葉国光のベース、山崎弘 (Hiroshi Yamazaki)のドラムスを配したカルテット。スタンダードを題材としながら、管楽器とギターの組み合わせによって、A面の二曲とは異なる表情を加えます。新世紀音楽研究所の音楽を前衛という一語だけで捉えず、ジャズの語法を磨く場としても聴けることが、四曲を通して味わう面白さです。

「Obstruction」――自作曲と新しい編成で表現を広げる


終曲は金井英人の作品。山下洋輔 (Yosuke Yamashita)のピアノ、宇山恭平 (Kyohei Uyama)のギターに、金井と富樫が加わります。既成曲を解釈する三曲に対して、メンバー自身の創作を収めたことも見逃せません。異なる楽器編成と曲の選び方から、演奏と作曲の両側で表現を広げていた集団の姿を捉えられます。

1963年の記録を、当時の意匠とともに手に取る


MHJL-471は「three blind mice プレミアム復刻コレクション」第2期第2回として、2025年10月22日に発売された完全生産限定盤。北村勝敏 (Katsutoshi Kitamura)によるカッティング、180g重量盤、オリジナル帯の再現と復刻ライナーノーツを備えます。

歴史を知るための資料であると同時に、異なる四組の演奏を一枚で聴けるアルバム。高柳のギター、菊地や山下のピアノ、日野のトランペット、それぞれへの関心から入り、共演者へと聴く範囲を広げられる作品です。


Track List


A1 - Greensleeves
A2 - Nardis
B1 - If I Were A Bell
B2 - Obstruction


試聴 (Listen)




■商品詳細


・Artist - 新世紀音楽研究所 (Shinseiki Ongaku Kenkyujo)
・Title - 銀巴里セッション 〜1963年6月26日〜 (Ginparis Session)
・Label - Sony Music Labels (ソニー・ミュージックレーベルズ)
・Catalog No - MHJL-471
・Country - JAPAN (日本)
・Year - 2025 (オリジナル発売:1972年)
・Release Date - 2025年10月22日
・Format - LP (アナログ盤 / 33 1/3RPM / 180g重量盤 / MONO / 完全生産限定盤 / 帯・復刻ライナーノーツ付き)
・Genre - Japanese Jazz / Modern Jazz / Avant-Garde Jazz (和ジャズ / モダン・ジャズ / アヴァンギャルド・ジャズ)
・Barcode / JAN - 4547366751888

4,950円(税込)

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