Azymuth : As Curvas Da Estrada De Santos/Ze E Parama ( Demos 1973-1075) (7")
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Farout Recordings/JD49
2019年にリリースされ世界中の音楽ファンを震撼させたAzymuthのデモ音源 『Demos (1973-75)』の続編とも呼ぶべき、更なる未発表音源が 7inch でリリース決定。
今回の未発表音源はIvan Contiのプライベート・アーカイブから発掘された音源 とのこと。ジョーヴェン・グアルダの雄Roberto&Erasmo Carlosの楽曲 「As Curvas da Estrada de Santos」をカバーした side-A 、そしてスペーシーなサイケ・フォーク「Zé e Paraná」をside-Bに収録している。
60年代後半よりスタジオ・ミュージシャンとして活躍していたJose Roberto Bertrami、Alex Malheiros 、Ivan ContiのオリジナルAzymuth3人 は、当時Roberto&Erasmo Carlosバッキングも務めていたのだという。この 「As Curvas da Estrada de Santos」は彼らによる1969 年の大ヒット曲で、のちにEris Reginaも歌ったポップ・バラード調の楽曲だが、今回発掘されたAzymuthのバージョンは、仄暗くAlex Malheirosがトレードマークともいえるエレベではなくコントラバスを演奏しているのも聴きどこ ろである。
一方の 「Zé e Paraná」 はAzymuthの1stアルバムの冒頭曲「”Linha Do Horizonte」 の 作曲者でもあるJoão AméricaことParanáに捧げた楽曲で、Bertramiがコンピ ングしつつParanáがギター、そして物憂げなスキャットを聴かせるスペーシーなサイ ケフォーク・チューン。アジムスの典型的なイメージであるジャズファンク、フュー ジョンとは異なるスタイルだが、何よりもその楽曲の良さ、物悲しくも力強い演奏に心 を打たれる激良チューンである。
ともにBertramiのハウススタジオで 1973-75 年あたりに録音されたものとのこと で、のちのスタジオ・アルバムとは異なり、お世辞にも良い録音状態とは言えなかった が、今回のリイシューに際し細心の注意を払いリマスターを行われ、このたびのリリー スへと至った。Azymuthがどのようにしてその音楽性を発展させ、ブラジル音楽史上 もっとも重要なバンドのひとつにまでなったのか。そのプロセスを知るうえで欠かせな い一枚であるのはもちろん、単なる未発表音源とは一線を画すその極上の内容は、ジャ ズ、フュージョン、レアグルーヴといった旧来のAzymuthファンはもちろん、サイ ケ・ファンまでを虜にすることだろう。(k)
※限定盤のためショートの可能性がございます。あらかじめご了承ください。 ※一部でマスターテープに起因するヒスノイズ、歪みがあります。あらかじめご了承 ください。
-Track List-
A. As Curvas da Estrada de Santos
B. Zé e Paraná
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Azymuth : As Curvas Da Estrada De Santos/Ze E Parama ( Demos 1973-1075) (7")