year/2014
country/Japan
label/Grunt Style (978-4-905298-13-7)
仕様 : H260mm × W186mm
Wax Poetics Japan No.33の表紙を飾るアーティストは偉大なヒップホップMC、ザ・ノトーリアスB.I.G. !!
歴史に残るファースト・アルバム『Ready to Die』を徹底分析。
1994年にデビュー・アルバム『Ready to Die』をリリースし、西海岸が主流だった当時の流れに東海岸の興隆を見せつけたビギー。その後、ロサンゼルスでパーティーの帰途に銃撃を受け、セカンド・アルバム・リリース前の1997年に死亡し、セカンド・アルバムは1,000万枚以上売り上げ、伝説のMCとなってしまった。今号ではデビュー・アルバム『Ready to Die』を中心にビギーの功績をまとめあげる。ビギーをこの世に送り込んだアメリカのエンターテインメント界の重鎮、パフ・ダディの現在のビジネス・スタイルを日本独自に調査する。
90年代にヒップホップ・シーンで活躍したレジェンド、デラ・ソウル、ソウルズ・オブ・ミスチーフ、エルPのUS版翻訳記事も掲載。伝説的コンピレーション『Ultimate Breaks & Beats』シリーズを作ったブレークビート・ルウの独占インタビュー、初代ヒップホップMCコーク・ラ・ロック、R&Bシンガー・ソングライターでナズの元嫁ケリスの特集もあり、今号はストリート・レジェンド達がずらりと並ぶ永久保存版。
The Notorious B.I.G.
不滅のカリスマ性を持つオールタイム・ベスト・ラッパー、ザ・ノトーリアスB.I.G.(ビギー)。ニューヨーク州ブルックリンが生んだこの偉大なMC が、生前に残した唯一のアルバムにして、ヒップホップ史上最高のマスターピースと言われる『Ready to Die』。今号の巻頭特集では、『Ready to Die』のプロデュースを務めたイージー・モー・ビーとロード・フィネスに独占インタビューを行い、この傑作について、そしてビギーという偉大なMC の人物像について徹底解剖する。
Kelis
なにしろ最初から怒っていたのだ。1999 年のデビュー曲「Caught Out There」からして、男に中指を突き立てるかのごとく「アンタなんか大っ嫌い!」と絶叫していた。ファレル・ウィリアムスが躍進するきっかけにもなった同曲のヒットにより、ケリスには鉄砲娘的なイメージがついてまわることになる。歯に衣を着せぬ物言いは、今やトレードマークにもなった……。キャリア6 枚目のアルバム『Food』を発表したケリスへの独占取材により、キャリア最高傑作とも謳われる今作に込められた想いを解き明かす。
Puff Daddy
自身が発掘して世に送り出したビギーのサクセスをきっかけに、レーベル・オーナーとして、ビジネスマンとして、ヒップホップ史上最高の成功を収めた錬金術師、ショーン “パフ・ダディー” コムズ。600 円億近い資産はヒップホップ・アーティストとしてはダントツのものだが、はたしてパフ・ダディーの前人未到の成功劇はいかにして生まれたのか。シーンにさまざまなビジネス革命を起こしたパフ・ダディーの今後の動向やビジョンも含めて、この音楽家/実業家の素顔に迫る。
De La Soul
幾重ものサンプリングで成り立つ自由な音楽性を打ち出し、ヒップホップの新しい可能性を提示したデ・ラ・ソウル。これまでにリリースされたグループ・アルバムは7 枚と少ないが、どの作品も質は高く、彼らは常に等身大の自分たちを表現しながら、結束力の高いグループとして活動を続けてきた……。デビュー作にして問答無用のヒップホップ・クラシックとなった『3 Feet High and Rising』の発表から25 年が経った今、デ・ラ・ソウルのメンバーの最新語録により、彼らが残してきた偉大な足跡を辿る。
Souls of Mischief
不朽のヒップホップ・クラシック「93 'til Infinity」を発表したオークランドのラップ四人衆、ソウルズ・オブ・ミスチーフ。この楽曲のカルト的な人気により、彼らはヒップホップ史に残る伝説のグループとなり、さらにインディーでの地道な活動を通して、メジャーに頼らなくとも長いキャリアを築けることを証明した。活動開始から20 年以上が経過した今、また新たなアルバムを完成させた彼らは、新しい時代が訪れようとも、創作の火が絶えることはないことを表明した。
Break Beat Lou
ヒップホップの土台を築いたレコードは数多くあれど、あらゆるジャンルのブレイクビーツを網羅し、瞬く間のうちにシーンの最重要コンピになった『Ultimate Beaks & Beats』ほど重要なレコードはないだろう。全てのヒップホップDJ/プロデューサーが必携しているに違いない『Ultimate Beaks & Beats』なくして、今の音楽は決して語れない。この伝説的なコンピ・シリーズを手がけ、ヒップホップに革命をもたらしたブレイクビート・ルーへの本誌独占インタビューにより、その偉業を改めて分析する。
Also includes:
Coke La Rock
El-P
Captain Murphy
Badbadnotgood
John Frusciante
Quantic
quasimode
Mr. Scruff
Third Coast Kings
Ashanti
Taylor McFerrin
N'gaho Ta'quia
Che Kothari
Marcus D
Nao Yoshioka
YOSUKEKOTANI
The Apples