AWAL / SIM001LP / Import / 2025
キャリア初期からケンドリック・ラマーやゴリラズにフックアップされ、英国最高峰の音楽賞であるマーキュリー・プライズを筆頭に、英国最大の音楽賞ブリット・アワードの最優秀新人賞、黒人音楽における功績を称える英MOBOアワードなど数々の音楽賞を受賞、さらに俳優としても活躍するなど、スター性とアーティスト性の両方を兼ね備えたリトル・シムズが、6thアルバム『Lotus』をリリース。
先行シングル「Flood」の雷鳴のようなドラムビートがリトル・シムズの新章の幕開けを高らかに告げる。彼女は激しくしゃがれた唸りのような声でラップをしており、それが独自の楽器のように、トラックの容赦ないグルーヴに合わせて変幻自在に形を変えていく。マイルズ・クリントン・ジェームスによる没入感のあるプロダクションのもとで、長年のコラボレーターであるオボンジェイヤーと、圧倒的なエネルギーを放つムーンチャイルド・サネリーという唯一無二のボーカルが融合する。こうして生まれたのは、生々しくて催眠的な力を持つサウンドであり、それはリトル・シムズの止まることのない進化を示している。リトル・シムズにとって『Lotus』のタイトルは「再生」と「成長」を象徴するもので、進化し続ける彼女のアーティスト性と、人生の様々な局面を巡るこのアルバムのテーマを反映したものになっている。
リトル・シムズは、自身の言葉で道を切り開き、様々な常識や境界線を打ち破ってきた唯一無二のアーティストだ。
ブリット・アワード、マーキュリー・プライズ、MOBOアワード、アイヴァー・ノヴェロ賞など数々の賞を受賞し、ミックステープやEP、そして5枚のアルバムで世界的アーティストへと駆け上がってきた彼女の音楽は、自身の人生やストーリー、ひいては彼女の世代全体を投影させたドキュメントといっても過言ではない。2021年のマーキュリー・プライズ受賞作『Sometimes I Might Be Introvert』ではUKチャート5位を筆頭に世界的ヒットを記録、評価はもちろん、セールス的にもトップアーティストへと押し上げた。そして2022年末にサプライズリリースされた『NO THANK YOU』では、前作の成功を意にも介さず、己の信念を貫く姿勢を示し、成功によってもたらされる名声や期待、求められる順応性やあらゆる制限に中指を立てた真にパンクな作品として賞賛を集めた。2023年にはブライアン・イーノによるサウンドトラックも話題となったNetflixのドラマシリーズ『Top Boy』の最終シリーズに出演し、俳優としても活躍を続けている。2024年のグラストンベリーで見せたパフォーマンスは、リトル・シムズが唯一無二のライブ・パフォーマーであり、今世界で最も称賛されるUKアーティストの一人であることを証明してみせた。
Tracklist:
01. Thief
02. Flood Feat. Obongjayar and Moonchild Sanelly
03. Young
04. Only Feat. Lydia Kitto
05. Free
06. Peace Feat. Moses Sumney and Miraa May
07. Hollow
08. Lion Feat. Obongjayar
09. Enough Feat. Yukimi Nagano
10. Blood Feat. Wretch 32 and Cashh
11. Lotus Feat. Michael Kiwanuka and Yussef Dayes
12. Lonely
13. Blue Feat. Sampha
https://youtu.be/GvrNPiz7rHw