Wax Poetics Japan No.37 (Book)

  • Wax Poetics Japan No.37 (Book)
  • Wax Poetics Japan No.37 (Book)
year/2014

country/Japan

label/Grunt Style (ISBN978-4-905298-17-5)

仕様 : H254mm × W178mm

アメリカの混沌とした時代の中で活躍したアーティスト

スライ&ザ・ファミリー・ストーンの栄光と挫折のストーリー



Wax Poetics Japan No.37はアメリカが生んだ最高峰のファンク・グループ、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの大特集を掲載。スライの歴史と彼らが残した名盤を余すことなく紹介。

そして、海外や日本の著名DJ、アーティスト9名にスライの想い出の曲を紹介してもらう “Memories of Sly” 特集も掲載(参加:ピーナッツ・バター・ウルフ、オーサカ=モノレール、DJ JIN、カット・ケミスト、カルロス・ニーニョ、イーゴンなど)。その他にも、スライの弟でギターのフレディ・ストーン、スライの娘ノヴィーナ・カーメルへのインタビュー、ファンキーベースのラリー・グラハム特集など今号はスライが残した遺産を感じられる号となっている。クイーン・オブ・ソウルのアレサ・フランクリン、ジャズ・レジェンドのマイルス・デイヴィス、NYストリート・フォトグラファーのリッキー・パウエル特集なども掲載。




Sly & The Family Stone

1964年に公民権法が制定し、また1968年にキング牧師が暗殺された後も、アメリカからデモの火が消えることはなかった。70年代、ブラック・パンサー党の台頭などにより、より好戦的な黒人権利運動が起こっていたが、この時代にスライが発表した『There’s a Riot Goin’ On』には、差別撤廃や共同体の創造というメッセージが込められていた……。1971年に登場し、音楽界に変革をもたらした『Riot』。この歴史的ファンク名盤が持つ社会的意義や、その背景に広がるスライ・ストーンの栄光と挫折のストーリーを綴った巻頭特集。



Freddie Stone

『Riot』と並ぶスライ&ザ・ファミリー・ストーンの代表作であり、こちらも歴史に残るファンク名盤として世界中で称賛され続ける『Stand!』。そのリリース45周年に当たる今年、バンドの主要メンバーであり、リーダーのスライ・ストーンの実弟でもあるギタリスト、フレディー・ストーンが当時を振り返る。『Stand!』について、そしてスライ・ストーンについての知られざる事実が明らかになる、貴重な録りおろしロング・インタビュー。



Larry Graham

ファンク・ベースの達人として知られ、シンガーとしても成功したラリー・グラハムは、スライ&ザ・ファミリー・ストーンや、自身のバンド、グラハム・セントラル・ステーションでの活躍を通して、ベースという楽器の革新的な奏法を世に広め、多くのミュージシャンに多大な影響を及ぼした……。スライやプリンスに愛された希代のベーシスト、ラリー・グラハム。本人や多数の関係者の証言により、このファンクの伝道師が刻んできた足跡を辿る。




Novena Carmel

スライ&ザ・ファミリー・ストーンは血をわける兄弟(兄妹)を中心に組織されたバンドだが、近年のスライ・ストーンは実娘とともに活動する機会が増えている。LAを拠点にするシンガー/ミュージシャンのノヴィーナ・カーメルは、今もっともスライ・ストーンの近くにいる人物であり、実娘の彼女しか知らないスライ・ストーンの秘話は無尽蔵にある。同じ音楽家として、そして娘としての視点から、スライ・ストーンという偉大なミュージシャンの知られざる真実が明かされる。本邦初公開の録りおろしインタビュー。



Aretha Franklin

久し振りのニュー・アルバムは、新旧の素晴らしい女性シンガーたちの名曲を、アレサ・フランクリンがカヴァーするという内容だ。全米No.1ヒットを含む名曲たちを、国宝級と言われるヴォーカルでどう解釈するのかということに注目が集まるが、アレサが歌えばアレサにしかならないという、当たり前にして“女王”にしかなし得ないディーヴァの凄みに、我々はもう圧倒されるしかない……。『Aretha Franklin Sings the Great Diva Classics』へと至るクイーン・オブ・ソウルの歴史を徹底考察した総力特集。



Ricky Powell

ストリート・フォトグラファーのパイオニアであるリッキー・パウエルは、その長いキャリアにおいて、伝説的なヒップホップ・アーティストのアイコニックな写真をとらえてきた。音楽以外でも、バスキア、アンディー・ウォーホル、キース・ヘリング、フューチュラといったアーティストの絶頂期の姿を撮影してきたが、彼もまた、ニューヨークを代表するアーティストのひとりだと言える。非常に軽妙で愉快な語り口で、写真、音楽、アート、そして地元ニューヨークに対する自身の思いを語り尽くした、必読のロング・インタビュー。





Also includes:

Sly & The Family Stone

Memories of Sly

Freddie Stone

Larry Graham

Aretha Franklin

Miles Davis

Novena Carmel

Anthony Barboza

Ricky Powell

Hiroko Otsuka

Yoshi Blessed

Gilles Peterson

Tomoyasu Takeuchi



1,324円(税込)

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