KAMATAN / LANDING IN EAST (MIX-CD/紙ジャケット仕様)
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year/2014
country/Japan
label/Pangaea Records (PNGC-003)
DJ Hikaru、Masa a.k.a Conomark、Moodman、Haruka、そして「Jazzy Sport」からもKacchi Nasty等…。バックグランドは異なれどパーティー・ヴァイブ/テンション等、スピリットを共有する事で共振し、面白い現象を起こしている数々のアンダーグラウンド・シーンのキーパーソンと共演しているKAMATAN。実際、上に挙げたDJ達の口から"KAMATAN"はヤバいよ!という言葉を幾度となく聴いてきたし、2011年にリリースしたMix CD『WARMING / PANGAEA 3』が音楽誌GROOVEのベストオブミックスにも選定された事も、それを証明しているといえるだろう。
自身の活動の拠点としている「Pangea」の名を冠したセルフ・レーベルから、話題を集めたDJ HIKARUのMix CDに続いてリリースされる本作は、東北妖精GrooveとHIKARUくんが名づけた唯一無二の世界観が、更なる進化を魅せている。ジャケットの写真とアートワークは朱のべんが担当している。
今作は前半、中盤、後半それぞれの流れにテーマを込めて構成していると言う。
KAMATANにテーマを尋ねると、「宇宙から地球を覗く感じで始まり、段々と地上へと近づくと、ある1人の人間の生活模様が見えてきて、色々な場面が巡り様々なドラマがありながらも最後は家に帰って着地した。」という答えが返ってきた。
前半はROEDELIUSやSeigen Onoなど、初期の電子ミニマルをはじめ、JADEWARRIORなどの70年代UKサイケロックや新旧のアフロサウンドをミックス。
冒頭は震災当日にタンテに乗っていたSEのレコードから始まり、コラージュ感覚でアカペラのメッセージやディープなミニマル音を出し入れしながら、被災後のめくりめく日々と感情の浮き沈みを表現している。
中盤から後半にかけては2011年以降のUK BASS音源Bee Mask、CLUEKID、Vanese Smithなどを使用し、後半はradiohead、MOUSE ON MARS、4HERO、などのクラシックへとストーリーは広がり、最後はSTEREOLABで着地する。その着地場所は「LANDING IN EAST」。
DJであれ、ミュージシャンであれ、避けては通れない現実が目の前に広がり、あの出来事を表現するには、個人によって様々な時間の経過が必要なのは確かだった。
東北の地へと着地した彼はDJとして、現実でおこっている事象と自分の表現をこの作品へと落とし込んだ。
KAMATAN
妖精〟と名を知らしめる東北のミックスマスターDJ。今や国内のパーティーシーンの重要拠点となりつつある杜の都仙台にて、90年代から独自のオールドスクール感覚を走らせ、Pangaeaを拠点に主要都市CLUBでプレイ。2011年にリリースされたミックスCD『pangaea3 / warming 』は、音楽誌GROOVEのベストオブミックスにも選定された。同年のUKツアーでは、盟友Mixmaster MorrisとともにBigChillBar/nubientでもギグを行い、彼のファニー・ビートがより着目されることとなる。そして国内では全国10都市17ケ所を巡る、渚音楽祭(大阪) 彩音(姫路) 蔵王龍岩祭(山形) SUN MOON(岩手)などに参加。DJデュオ〈福福ボーイズ〉での活動や、厚く信頼をよせるミュージシャンとの交流も健在だ。妖精の紡ぎ出すサウンドスケープはいつもドラマチックでいて、聴く者ののこころに触れる!そんなチル・レイドバックサウンドが、今日の激動のニホンを癒しているのである。 Text by Altz
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