year/2024
country/Japan
label/mother moon (MMCD38)
いまやお馴染みのジャンル=Latin/ラテン。
毎月数多のミックスCDがリリースされてますが、定番のジャンルながらにもラテン音楽をテーマにしたミックス作品はあまり見かけません。
そこへ、古くからラテンコレクターであり長野県のディガーであるTakashi YaguchiがラテンにフォーカスしたミックスCDをリリースします!
【知ってるようで、以外に知らないLatin音楽について】
ラテン音楽の主なジャンルとしてキューバなどのカリブ系ではサルサ、ルンバ、マンボ、チャチャチャ、ソン、ブーガルー、カリプソ、レゲエなど。
コロンビア系ではクンビア、ブラジル系ではサンバ、MPB、ボサノバなど本当に幅広くあります。
ここ日本ではラテン=スペイン語圏音楽として解釈する事が多いですが、本来の意味であるラテン音楽=“中南米発祥音楽”の総称したラテン音楽となります。
日本はレコードショップでのカテゴリや一般的な解釈ではラテン=スペイン語圏の音楽とされてます(←個人的な意見ですが全く否定してませんし、コレはコレでわかりやすく感じます)
スペイン語圏のキューバ系のラテンとしても上記のように多種なジャンルがある為に”ラテン”がド定番のジャンルでありつつも何故だか敷居が高く感じてしまっているのではないでしょうか?
サルサ、マンボ、チャチャチャ、ルンバ、ラテンジャズなど所謂スペイン語圏のラテン音楽を古くからコレクトしているYaguchi氏。
彼が20年以上かけて収集したその莫大なvinylから音源を厳選したのが本作”Latin Flavor”です!
【収録内容は?】
氏が長年集めている純度100%なサルサやマンボで濃厚なラテン愛好家のハートをガッチリ掴みつつ、クンビア、レゲエなど周辺の楽曲まで抑えてます。
ラテン=スペイン語圏音楽として解釈する事が多いですが、本来の意味であるラテン音楽=“中南米発祥音楽”の総称したラテン音楽として幅広く収録させています。
甘い優しいボーカルナンバーから、スティービー・ワンダーのラテンカヴァー曲、フリーソウルで大人気のラテン楽曲も収録しソウルリスナーからラテン初心者にも優しい内容になってます。
あえてセレクトCD的なノンミックス・スタイルで曲が繋がっていきますが、次の曲への入れ替わりタイミングも心地よく、曲が次々と展開していくのは氏のスキルのひとつでしょう。
実はミックスさせてないと言いつつも実はミックスポイントもあったりします笑
今作Latin Flavorは終始サルサベースながら濃厚で深くも優しくわかりやすく、ディープなラテンリスナー(レアグルーヴリスナー)をもちろん抑えながらも、ラテンをあまり聴かない方をラテンの沼へ誘い込む入門的一枚としても最高の作品となってます!
この作品を期に是非あなたもラテンの沼へ入り込んで下さい!!
(text by Asahi Kurata)
Mastered Senna
Artwork Asahi Kurata
Takashi Yaguchi
2000年前半から仲間と共に松本の生音シーンを盛り上げてきたRECORD ROOM主宰。
都内、県外から様々なゲストを招待し交流を深める。
現在はslack step、jazz thing
Latin music loungeにてDJ活動中。
生音〜打ち込みまで自分好みの音はなんでもプレイする雑食性
https://www.mixcloud.com/asahikurata/takashi-yaguchi-sample/