Mixed by TA98
Mastering / Yoshihiro Tatsuta (greenhouse studio)
Cover Desigh / Chisato Himata
Lovers Rock にスポットを当てVinyl OnlyでMIXした66min/32tracks。
70年代から90年代のソウルフル、メロウ、ドリーミーな極上音源達をスムースかつグルーヴィーに MIX。現代でも色褪せない古き良き洗練されたLovers Rockの深溝を辿った“Lovers Delight”。
「メシにはBGMが大切だ。」なじみのカレー屋店主の言葉。手元に届いたまさにうってつけの音源、フィジカルリリースにこだわるTA98の新しい一手"Lovers Delight"。
ロンドンで育まれたレゲエのラブソング達「Lovers Rock」がテーマとのことで、前作"Sweet Shot"シリーズでもみせた「甘さをも刺激的にさせる」彼のスキルに期待してさっそくカレーのお供に。
初ヴァイナル化で話題の"Groovin"での幕開けはまるでココナッツの甘さを漂わせる。D-ROY、ARIWA、ITALの極上のリディムがスムーズに繋がれていく中、"Feeling's Killing Me"などでのスクラッチ、2枚使いのスパイスにスプーンが止まる。「ラヴァーズでも擦るとは...」。"On A Crowded Street"を彷彿させるリフが印象的な哀愁ダブを経由するセンスもさすが。終盤の奇跡のラヴァーズ"Oh What A Night"は今は亡き友人との思い出深い一曲。昔この盤を店頭で奨めてくれた彼を偲びながらも、こんな曲を入れてくるTA98の広い知識に改めて驚かされる。
ミックスのスキルが甘さと交差した、かつて聴いたことのないラヴァーズのミックス。カレーを食べ終えたら海まで車を走らせよう。"Lovers Delight"を携えて。
Satoshi Ikeda (Suck Me Jazz)
【推薦コメント】
今回Lovers Rock onlyな内容は前作”Sweet Shot”のまさに”夏版”です。
前作でKOされた方は、間違いなく買いですね。
甘めな楽曲をベースにTA98氏によるターンテーブルテク。勿論そのテクニックは素晴らしく、主張し過ぎない抜き差しがマジで絶妙。
これって相当考え抜いて構成&ミックスをしているハズ。
それゆえに、Lovers Rockが得意としているまったりなBPMながらも、体感BPMが早く感じるのはそのスキルだからでしょう。
流石です。
夏のBGMとして、ターンテーブルテクニックの教科書として、まさに最適な一枚です。
Asahi Kurata (mother moon music)
発売希望日:2021 年8月初旬(7月下旬にプレス完了予定です。