year/2016
country/Japan
label/
Wonderful Noise (WN12045)
MoodymannことKenny Dixon Jrのキャリア初となるオフィシャルミックスに楽曲が収録されるなど、2016 年幕開け早々 周囲をザワつかせている、NZを代表するアーティスト=Julien Dyneと盟友James Duncanによるニュープロジェクト!!
Julien Dyneのビート・ワークと、意表を突くJames Duncanのアレンジがもたら すコントラストは、アヴァンギャルド化が 進 む現在のダンス・ミュージック・シーンにおいて、今後、大きな存在感を放つであろう。
A1の「Billards Club」はJulien Dyneが構築するシンプルなブレイクビーツと、ノイジーなギターを掛け合わせた、音響ブレイクビーツ。 過激にリヴァーブを施すことで原型を無くしたノイジーなギターと、ソリッドなベースでクラウト・ロックっぽい雰囲気を醸し出す アレンジが斬新だ。
B1「StrangedForced」は 70 年代にカンが実践していたテープ・エディットを再現したかのようなアヴァンギ ャルドなトラック。Julien Dyneの実験的でポリリズミックなビートとともに、めまぐるしい展開するこの曲のハイライトは後半にある。 曲を進むに従ってダンス・グルーヴを巧みに肉付けしていく様は圧巻だ。“ニュージーランドのミックス・センスが生んだ、ニュー・ クラウト・ロック” とでも呼びたい個性的な楽曲に仕上がっている。
残りの2曲に関しては、A2の「Really Sealy feat.LOLLY PA RTON」はシンプルなリズムボックスのビートとささやくようなボーカルが耳に残るインディー風味なポップ。ちなみにこの曲のLOLLY PARTONは
Electric Wire Hustleの
Mara TKのことのようだ。
続くB2の「In The Winter」はボーカル こそボコーダー・サウンドになれど、同路線とも取れるサウンドを展開する。
A1.Billiard Club
A2.Really Sealy
B1.Strange Forces
B2.In The Winter